フランス語を学習する際、避けて通れないのが「義務」や「はずだ」を表現する動詞 devoir(ドゥヴォワール) です。
英語の “must” や “have to” に近いニュアンスですが、後ろに動詞の原形を置くだけで「~しなければならない」という強い意志や義務を伝えることができます。
フランス語の決まり文句や重要フレーズを「そのまま覚えるべき文例集 ~ devoir ~」そのまま丸暗記してすぐに使える devoir の例文集を作成しました。 音声はネイティブの発音に近い形で録音しています。例文を見ながら繰り返し聞くことで、発音とリズムが自然に身につきます。
🎯devoir の活用(現在形)
まずは基本となる形をチェックしましょう。
| 主語 | 活用 | 読み方 |
|---|---|---|
| Je | dois | ジュ・ドゥア |
| Tu | dois | チュ・ドゥア |
| Il / Elle / On | doit | イル / エル /オン・ドゥア |
| Nous | devons | ヌ・ドゥヴォン |
| Vous | devez | ヴ・ドゥヴェ |
| Ils / Elles | doivent | イル / エル・ドゥワーヴ |
そのまま覚える devoir の例文集
日常会話で頻出するシチュエーション別のフレーズです。
①「~しなければならない」(義務・必要)
最も一般的で、真っ先に覚えたい使い方です。
| phrase | 訳 | 音声 | コメント |
|---|---|---|---|
| Je dois y aller. (ジュ・ドゥア・ズィ・アレ) |
行かなくちゃ。 |
|
帰る時や、急いでいる時の定番フレーズです。 |
| Je dois travailler demain. (ジュ・ドゥア・トラヴァイエ・ドゥマン) |
明日は仕事なんです。 | 誘いを断る時にも便利です。 | |
| Tu dois manger quelque chose. (チュ・ドゥア・マンジェ・ケルク・ショーズ) |
何か食べなきゃダメだよ。 | 相手を気遣う時に使えます。 | |
| Nous devons partir maintenant. (ヌ・ドゥヴォン・パルティール・マントナン) |
私たちは今、出発しなければなりません。 |
②「~するはずだ」(推測)
devoir は「義務」だけでなく、「きっと~だろう」という確信に近い推測も表します。
| phrase | 訳 | 音声 | コメント |
|---|---|---|---|
| Il doit être fatigue. (イル・ドゥア・テートル・ファティゲ) |
彼は疲れているに違いない。 |
|
|
| Ça doit être vrai. (サ・ドゥア・テートル・ヴレ) |
それは本当のはずだ。 |
③「~のおかげである / 借りがある」
動詞の後に名詞を置くと、金銭的な貸し借りや、恩義を表すことができます。
| phrase | 訳 | 音声 | コメント |
|---|---|---|---|
| Je vous dois combien ? (ジュ・ヴ・ドゥア・コンビアン?) |
おいくら(お支払いすれば)ですか? |
|
会計や割り勘の場面で使います。 |
| Je te dois un cafe. (ジュ・トゥ・ドゥア・アン・カフェ) |
コーヒー一杯分、君に借りがあるね。 |
④ ~してはいけない(禁止・義務)
devoir (~しなければならない)を否定形にすると、「~してはいけない」という禁止の表現になります。
| phrase | 訳 | 音声 | コメント |
|---|---|---|---|
| Je ne dois pas trop manger. (ジュ・ヌ・ドゥア・パ・トロ・マンジェ) |
食べ過ぎてはいけない |
|
ダイエット中や健康を意識している時に。 |
| Tu ne dois pas abandonner. (テュ・ヌ・ドゥア・パ・ザバンドネ) |
君は諦めてはいけない | 親しい相手(Tu)や、丁寧な相手・複数人(Vous)への表現です。 | |
| Vous ne devez pas forcer. (ヴ・ヌ・ドゥヴェ・パ・フォルセ) |
あなたは無理をしてはいけない | ||
| Tu ne dois pas garer la voiture ici. (テュ・ヌ・ドゥア・パ・ガレ・ラ・ヴワチュール・イシ) |
君はここに車を止めてはいけない | ||
| Il ne doit pas encore sortir. (イル・ヌ・ドゥア・パ・ザンコール・ソルティール) |
彼はまだ外出してはいけない | 病み上がりなどのシチュエーションです。 |
⑤ 活用のまとめ表
devoir の否定活用をまとめておきます。参考にしてください。
| 主語 | 否定活用形 | 読み(目安) |
|---|---|---|
| Je (私) | ne dois pas | ヌ・ドゥア・パ |
| Tu (君) | ne dois pas | ヌ・ドゥア・パ |
| Il / Elle (彼/彼女) | ne doit pas | ヌ・ドゥア・パ |
| Vous (あなた/君たち) | ne devez pas | ヌ・ドゥヴェ・パ |
| Ils / Elles (彼ら/彼女ら) | ne doivent pas | ヌ・ドワヴ・パ |
学習のヒント
-
「~しなくてもいい」と言いたい場合は、別の動詞(ne pas avoir besoin de… など)を使うのが一般的です。
-
まずは肯定形の “Je dois…“ をマスターして、自分の義務や予定を伝えられるようになりましょう! それから、禁止の表現を覚えましょう。
-
会話では ne が省略されて、例えば「Tu dois pas…(テュ・ドゥア・パ)」のように発音されることも非常に多いです。 ここまで覚えておけば、完璧です。
🧭 次のステップ
devoir を学んだら、vouloir, pouvoir などの助動詞的は役目をする動詞を順番に学ぶと、日常会話の表現力が大きく広がります。